また日記を書いてみようかと思わせてくれてありがとう

風が強く当たるベランダを持つ部屋に住んでいる。

洗濯物が踊るとかの風ではなく、横綱風が押し切りしてくるくらいの風量。物干し竿からハンガーごと簡単に飛ばされてしまうので、DAISOに行ってガシッと物干し竿を挟めるタイプの強めのハンガーを買った。最近はDAISOに来ても目的のものしか買わなくなっていることに寂しさを覚えてたので、無駄なものを購入してみることにした。家のカタチをしているファンデーションスポンジと、ピアスのキャッチとか買った。実用的だし消耗品だった。うまく無駄が出来ない。

 

 

 

帰り道にDYGLの新譜がおすすめに出てきたので聴いたらいつも通りぬちゃぬちゃな英語(褒めている、変わらないでいてくれ)だったからスルーしたらそのあとにSpotifyのおすすめで羊文学が流れた。すごくよくて、なんで今まで聴かなかったんだろうと思った。まあ今がタイミングだったんだ。あいまいでいいよ。羊文学については、確かあの人が「ひたすらにいい音楽を作っている」と言っていた記憶がある。ほんとですね。

 

 

帰宅したら普段あまり映画を観ない友人がニューシネマパラダイスを観て泣いたと言っていた。おすすめを聞かれたので、はじまりへの旅とシカゴ7裁判をプレゼンした。「森で暮らす家族の話だよ、コメディではないんだけど笑えるところもあって……おもしろいよ……それでこっちはベトナム戦争反対していた人達の裁判の話で…えっと実際にあった裁判なんだよ〜…」口からぺらぺら言葉を出しながら、こんな勧め方じゃ絶対見ないなって。友人が早くタバコ吸いたいなとか考えてるんじゃないかって不安だった。うまくしゃべれないことにがっかりしながらサウンドオブメタルを観た。

ドンピシャだった。

 

18時にお風呂に入ってパジャマでまた羊文学を聴いた。TVerでシンパイ賞を見たら蛙亭の岩倉さんがポニーテールしていて髪の毛伸びたなあと思った。

東北なまりのおっさん

9月13日、Rex Orange Countyが新曲を出してくれた。16万円くらいを現金でもらったのと同じくらい私を幸せな気持ちにさせてくれる。マジありがとう。一ヶ月は頑張れる。

新曲を初めて聴いた時点で好きや!となるアーティストは少ない。スルメのように何回か聞いてるうちにやっべぇ…好きだわ…となるアーティストの方が圧倒的に多い。

初めて聴いて胸がキュンとなるのはRexとスピッツシャムキャッツサンボマスターしかいない。

 

 

サンボマスターのライブを初めて見たのは2010年、わたしはまだ二十歳で、japan jamというフェスに居た。

今出演者を見返してみると、ゴダイゴ奥田民生にZAZENBOYSに曽我部恵一BANDcharaという、渋めなラインナップだがなにを目的に行ったのか覚えていない。たぶんcharaが見たかったんだと思うし、見た記憶も薄っすら残っているが、なにせよサンボマスターが良すぎて二十歳のわたしは胃腸炎になった。

 

 

静岡の富士スピードウェイという山の上で開催されたそのフェスは、5月なのに異常なまでに寒かった。

半袖とぺらっぺらなパーカーしか持って行っていなかった二十歳のわたしは寒くてなにもみる気にならず、ひたすら温かい食べ物を食べて友人と座り続けていた。ステージの近くにいないでも音は聞こえるしcharaまでの時間はほぼ惰性でお喋りに興じていた。

するとステージから「おい!お前ら、本物のロックってなにか知ってっか?」と、東北なまりのおっさんの声が聞こえた。あまりにもフェスに不向きなおっさんの声に驚き、私たちは全員ステージの方を振り返った。

 

黄色人種だか黒人だか白人だかしらねぇけどここにいる全員で愛と平和って言えたら嬉しいなって思うわけ、ここにいる全員でテロなんてなくなっちまえって言えたら素晴らしいと思うわけ、俺はそれを歌いたいわけ、世界はそれを愛と呼ぶんだぜ

 

オイ!オイ!オイ!オイ!ドラムの音と同時に心臓がバクバクしてくるのが分かった。立ち上がり、ステージをよく見る。小さくてブサイクなおっさんがギターを弾きながらこちらを見ていた。

 

 

「涙の中に微かな明かりがともったら…」

 

うまい…

 

「それでも僕等の声が乾いていくなら朝が来るまでせめて誰かと歌いたいんだ」

 

優しい…

 

 

 

 

同じことを感じているだろう人々が完全に魂をひっぱられ、どんどん前のめりになっていた。Smooth Criminalのマイケルジャクソンだった。

会場に居たおばさんもおじさんもギャルも二十歳のわたしも一瞬で心を奪われていた。「世界はそれを愛と呼ぶんだぜ」はテレビで聴いたことがあったが、歌詞は知らなかった。しかし東北なまりのおっさんが全力で歌う姿を見た瞬間に歌詞が字幕になって脳内に再生された。「愛と平和、愛と平和、愛と平和」「悲しみで花が咲くものか」気付いた時には身体は猛烈に熱くなっており、10mくらいジャンプしながら前に進んでいた。一緒に来たおとなしい友人でさえ、悲鳴に近い声を出していた。その会場にいた全員が同じ方向を見、泣きながら叫んでいた、ラブアンドピース、ラブアンドピース、ラブアンドピース、ラブアンドピース…………

 

一曲で声が枯れたのは後にも先にもこれが初めてで、そのあと歌ってくれた何曲かも発狂しながら聴いた。愛と平和についてなんて考えたことすらなかった二十歳のわたしには思うことが多過ぎて脳はパンク状態だったが、とにかく世界が平和になることを祈った。世界を変えさせておくれよ。

4曲目あたりで、ドラムの激しい音が消え、東北なまりのおっさんがアコギで弾き語りのようなのを始めた。ラブソング…とだけ言い、歌い出す。「いつまでも続いてゆくと僕はずっと思っていたんだよ、あの日君が綺麗すぎるわけを僕はなにも知らなかった。神様って人が君を連れ去って二度と逢えないと僕に言う……」

またも歌詞が脳内に映し出される。すでに涙で顔がぐちゃぐちゃになっていた。初めて聴く歌で、東北なまりのおっさんが歌う歌で、二十歳のわたしは号泣していた。横を見ると、友人ふたりも号泣していた。涙を拭こうともしない、全力で目を開けて、東北なまりのおっさんを必死に睨んでいた。その空間はもはやカオスで、ほぼ全員が泣いており、涙が蒸気となって頭上に雲を作っていた。 

 

「どうもありがとうございました、ロックンロールバンド、サンボマスターでした!」東北なまりのおっさんが言った。直後に、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、聴いたことはないが最高なメロディが流れ始まる。

だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、なんだこれはわたしの血液の流れる音????違う、ギターの音だ!!!!だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、これは心臓の音????違う、ドラムの音だ!!!!!!!だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、「全てを握りしめて、僕はどこへゆく。君はなぜに泣いているの?」だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、だ、

「全てをなくした僕と、全てを許した君さ

いま手に握ってるものは

ぬくもりと言う名の

けもの道!!!!!!!!!!!!!!」

 

 

わたしは空高く飛んだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

サンボマスターライブ後、わたしは立っていられないほどの腹痛に襲われ、救護室へ向かった、救護室まであと数歩のところで意識が朦朧としよろよろとベッドに寝転がった。熱が38度超えていた。

フェスの救護室に入るのは初めてだったが、ほぼ記憶がなく、気付いたら救急車で近くの病院に運ばれていた。サンボマスター、愛と平和、ラブアンドピース……脳内はそれだけだった。

 

 

 

少し眠ってしまったようだ、看護師さんに起こされた。「熱がなかなか下がらないので座薬を入れますね」ふぇ?ざ?やく…?「入れたことないですか?」ふぇ?ないでふぅ…ざやくっておしりの…?

「やったことないなら自分でやるのは難しいと思うのでわたしが入れちゃいますね」

 

 

すべてを諦めたわたしは、ぬくもりと言う名のけもの道を進む決心をし、ゆっくりとお尻を差し出した。

 

 

 

 

おわり

台風につき

大音量の謎のメロディーが耳をつんざいた

ベッドから飛び起きてスマホを触ると「避難」の文字が。どうやら近くの川の水位が基準値を超えたようだ。2階以上の建物に避難するように促す緊急メッセージだった。時計を見ると朝の5時。次に窓の外を見た。雨が窓に当たるので外が全く見えない。窓を開ける気にはならない。うちはマンションの2階なのでまあ安全か…すぐ眠りついた。どうせ電車も動かないだろうといつもより遅く起き、のんびり朝ごはんを食べ、のんびり電車の再開を待った。しばらくしてツイッターなどで情報を得ると配線がやられて復旧の目処が立たないということだった。仕方なく歩いて違う駅まで向かう。もう雨は止んでいた。折れた枝や大量の落ち葉を踏みながら歩いた。駅に着くと改札に入る前で入場規制だった。50メートルほどの列に並び、少し嬉しい気持ちになった。日本人は列に並ぶのが好きだ。人が並んでいると自分も並びたくなる習性があり、列が長ければ長いほど興奮すると言われている。(わたし調べ)わたしは列に並ぶことに対しては興奮を覚えないタイプ。列に並んでいようがただそこに立っていようが、ひとりの時間が好きで過ごし方がいつも一緒なので、時間があるのならばいつでもどこでも映画を観る、歌詞を見ながら音楽を聴く、本を読む、の三択である。人と話しながら長時間待つのは苦痛だが、そこを自分の時間にしていいのならいくらでも並べるし待てる気がする。シンプルフェイバーを観た。前半のミステリーはよく出来ていてふたりの配役がバッチリ光っていた。後半少し期待してた流れと違ったけどアナケンドリックのコメディアンヌとしてのセンスというかキャラクター感というかうまい具合に引き出されていたなあと思う。探偵としてシリーズ化してくれたら喜んで観る。そんなこんなで渋谷に着いた。家を出てから2時間ほど経っていた。満員電車で腰が変な方向に曲がってしまったが、有意義だった。

親から連絡が来て、実家の方は停電で暑いし窓が割れるなどの被害もひどいらしい。そんなことはつゆ知らず、有意義な時間を過ごしてしまっていたけど、罪ではないだろうと思う。おわり。

 

 

 

 

 

行きの電車:ポールフェイグのシンプルフェイバー

ポールフェイグだとSPYが一番好きかな〜!

 

帰りの電車:シャムキャッツ 金太郎飴

妄想オリンピック

公式キャラクターデザイン、メインビジュアルデザイン、 ポスターデザイン

楳図かずお

 

公式テーマソング

宇多田ヒカルFate

 

オリンピック開会式

星野源 「オリンピック」

 

聖火点灯時

Mr.Children「endless future」

 

ライブパフォーマンス

おどってばかりの国「東京」

mom「東京」

サカナクション「モノクロトーキョー」

くるり「東京」

Mr.Children「東京」

銀杏BOYZ「東京」

 

 

合間に読まれる詩

谷川俊太郎穂村弘東直子

 

 

 

オリンピック閉会式

スピッツ「きらきら」

 

 

 

 

夢のオリンピック。妄想たのしいですね。

ライブパフォーマンスの曲名以外は全てわたしが適当に作った架空の曲名です。

 

ここで一句

「ひとりくらい 吸い込まれても気付かない 改札になだれ込む君 タモさんいるよ」

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

 

行きの電車:星野源のyellow dancer

帰りの電車:七尾旅人 teleportation

テレポーテーション聴くと好きな人に猛烈に会いたくなる。。。

ぼのぼの

bonobosが好きだ。クラムボンとかハナレグミを好きになったタイミングでよく聴くようになった。一番有名なサンキューフォーザミュージックをDJイベントで聴き過ぎて嫌になり、一時離れていたけど、五年ほど前にyoutubeに「三月のプリズム」という曲のMVがアップされた。何気なく見たそのストーリーが素晴らしくて釘付けになった。

高校時代に仲の良かった(今は疎遠になっている)友人から結婚式の招待状が届き、自分は都会に出てきていて田舎にしばらく帰ってない。高校時代のことや田舎のことを思い出しながら招待状の返信を書いてポストに投函しようとするが………………という、エモーショナルな感情を呼び起こされるストーリー。ポストに投函しようとしてどうなるかはぜひMVを見てほしい。

歌詞を見ると、お嫁に行く友人を斜に構えつつ応援しているような曲で、MVのマッチングがもう最高です。

 

高校生くらいの女子の友情は、時に軽薄で、男子には理解できない距離感と緊張感が常にあるのだ。それを経験し、大人になって、ふと振り返ったとき、気まずい思い出は無くなっていて笑ってたふたりだけがいつまでもそこにいるような気がする。ずっとそこに居たいわけじゃないが、たまに帰りたくなるようなそんな存在なんだと思う。

 

 

 

とにかく結構前から聴いているbonobosだけど、一度もライブを見たことがないし、フェスでさえ見たことがない。新譜をどんどん出してるし、今ライブに行っても三月のプリズムは聴けないかもしれない。でも行きたいなあ…

 

 

 

 

 

 

 

おわり

 

 

 

 

 

行きの電車:ラナ デル レイのNorman F*****g Rockwell!

電波が悪くてジャケが表示されず。ジャケがダサいで有名だからまあいいか。

 

 

帰りの電車:あの人が聴くなら日本人プレイリスト

結局あの人にはまだ聴かせてない。

 

妄想力

職場のあの人に聴かせるなら、の妄想でプレイリストを作った。日本のバンドしか聴かないので日本人限定でチョイス。久しぶりにゆらゆら帝国を聴いて爆発力にやられる。すっげぇバンドだな…電車内で座りながらノッてしまって隣に誰も座ってくれなかった。アメリカに住みたい。

 

 

ワンハリを観た。わたしはいつから観客を心配するようになったんだろうか、満席の映画館を見ながらこのおっさんに、このおばさんに、そこのカップルに、タランティーノの想いは伝わってるのか、本当の1969年にシャロンがどうなったか知ったうえで観てるか、不安で仕方なかった。私が作ったわけでもないしタランティーノの想いを全部わかってるわけでもないわたしが。なにを。心配してんだ。

だから満席の映画館は苦手だ。

人を見たくない、観たいのは映画だけ。

 

 

 

 

 

 

 

行きの電車:ゆらゆら帝国のめまい

オウガも聴こうと思ったけどゆら帝やめられなかった。

 

帰りの電車:シャムキャッツ おしえない!

virgin graffitiの中で一番好きなこの曲、出だしの歌詞が大好き

怪しそうに見えてただ睡眠を勧めてるだけの人になりたい

ここ最近 ずっと体の充電が0%になるまで働いている。

若い頃は夜になっても120%ほど充電が残っていて、やらないといけない事を全て後回しにしてSNSを永遠に見続けて寝落ちしたり夜中に掃除を始めて昔のプリクラを2時間眺めたりしていた。

今のわたしは22時を目安に眠るようにしている。というか21時過ぎると眠くて22時のドラマを待っていられないのである。22時過ぎにベッドに入り一瞬で眠る。気付くと起きる時間、6時半だ。目覚ましが無くてもスッと起きれるし、肌の調子がすこぶる良い。眠るというとっても簡単なことをするだけで、こんなにも体に良い反応があるなんて。

眠っていなかった20代前半のわたしに言いたい

「お休み もういいからおねむり 朝まで悩んでた意味は 君が思うより早くムダになる」

 

26歳でこの歌詞を書いたリップスライムよ。

 

 

 

 

 

 

 

行きの電車:チャンスザラッパー let's go on the run

カラオケに入ってるか知らないけど歌えるように練習中

 

帰りの電車:かせきさいだぁかせきさいだぁ

 

 

 

 

 

 

 

 

チャンスザラッパーとかせきさいだぁで韻踏める

おわり。